CDレビュー, オキナワ, テクノ | RYUKYUDISKO『LEQUIO DISK』レビュー


別のところでレビュー枠をもらったので、
ここでは少し主観的レビューということにしよう。

今年1月のSTERNEで見たエイサー姿でのライヴも記憶に新しいのだが
卓球の新設レーベル「PLATIK」の4枚めは
RYUKYUDISKOの“初音源リリース”となるミニアルバムが登場。
まず挨拶代わりのM1。
フィーチャーしてるのはりんけんバンドの上原知子だと思うんだけど、
一気に耳から脳内を
「R58を北上して行ったら米軍基地を抜けて左側に海が見えた!」
時の景色に変えてくれる。
沖縄でテクノと言うと琉球アンダーグラウンドのイメージが強いが、
外国や大和から見た「リスペクトOKINAWA」とはまた違った切り口の、
なんていうか、アイデンティティというか、地元目線な感じを受ける。
三線もパーランクーも三板も、“今そこにあるもの”としてナチュラルに消化され、
ワールドミュージックネタ枠というよりは、ガッツリ完全フロア仕様な出来上がり。
(アナログのリリースは、どうなんですかね。今後あるのでしょうか。)
M7の「kkm (rkd radio mix)」はオレンジレンジ「キリキリマイ」の
琉球ディスコミックス、と言うことなのでレンジファンも楽しめること請け合いだ。

PLATIKのレーベル・コンセプトもそうであるが、
ノンストップで繋がって行くトラックからはライヴ感が伝わってくる1枚。
もっとやっちゃってもいいんじゃないかな?という気持ちもありつつ
彼らはやはり「テクノ・バンド」なので、“ライヴの人”かなと。
アルバムをふまえてライヴを観よう、そんな感じだろうか。
海を越えて東京に来る感覚で、海を越えてヨーロッパとかに行っても
面白いリアクションをもらえるんじゃないかという気もするので
リリース後にどういう動きをマーケットがするかなというのも興味あるところ。
まずは7月。
WIRE04のデカ箱でどんなパフォーマンスを披露してくれるのか、今から楽しみだ。

>>RYUKYUDISKOオフィシャル

(kikka303) 2004年04月25日 22:12 | カテゴリ: CDレビュー, オキナワ, テクノ
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?